2000/01/14 インディアンの教え 「雄ワシの羽根・・」 |
★ 雄ワシの尾羽‥‥
つい先日、日本でも成人式が行われたが、インディアンにも成人式みたいな慣わしがある
らしいので紹介しよう。
何歳になったら等は分からないが、インディアンが「一人前」になるための儀式はとても
意味が深いのである。その内容はこうだ。
1)族長は成人を迎えられそうな青年を選び呼び出し、儀式を受けろと言う。
2)青年は集落から離れ、自分の最も好きな場所に座り考える。
3)自分の人生で過去に起こった出来事を一つづつ思い出し、その数だけ自分を囲むよう
に小石を並べていく。
4)一通り考え終えた後でこう自分に問いかける‥ 「自分はどれくらいの大きさだ?」
そして母なる大地と比較する‥。(お前の輪は大地に比べてどうか?ということ)
5)集落に帰り、族長に報告‥。
「自分は偉大だとばかり思っていましたが、非常に小さな存在である
ということに気付きました‥。」
母なる大地、いや地球、いや宇宙の中での自分の位置を自ら悟って初めて『成人』として
認められる。そして『雄ワシの尾羽』が与えられる。(一羽で一本しか採れないからとても
貴重。酋長以外は皆一本)
雄ワシの羽は『勇気ある者』だけに与えられることになっている。すなわち、インディアンの
成人男性は全て「自然に対して謙虚になれる、勇気ある人間」なのである。
我々が見習わなければならないポイントは3つ。
1)成人の基準が「体の年令」ではなく、「心の年令」であること。
2)それらを見極めるしっかりとした伝統があること。
3)「謙虚」であることが「勇気」だと言い切れる考え方。
俺がインディアンだったら雄ワシの尾羽をもらえるのだろうか・・。